介護の工夫

介護うつの症状と対策 〜うつにならないために〜

現代人特有の精神疾患と言われるうつ病ですが、あなたが思っているよりも身近で恐ろしい病気です。なぜならその原因がわからず、対処法もわからず、さらに罹ったことさえ認識出来ないケースがあるからです。

 

介護うつの症状としては倦怠感や食欲・性欲の減退、何をやるにもやる気がおきないなどの症状が脳の機能障害により引き起こされます。

 

また厄介なのが常にそういったネガティブな症状があるというわけではなく、バイオリズム的に躁状態と鬱状態とが繰り返し到来する双極性障害と呼ばれうつ病もあり、うつ病と一口に言ってもその症状は様々です。

 

またその治療法もさまざまであり、まずは自分をうつ病ではないか?と疑うことから治療の第一歩となるのです。

 

さてうつ病について簡単に述べましたが、ただでさえ精神的ストレスのたまる現代社会において、さらに終わりが見えない想像を絶する精神的負荷が強いられる「介護」をしている状態とあれば、それはうつ病のリスクが何倍にも高まるといってもよいと思います。

 

ただしこの「介護うつ」の場合はその罹患原因が明らかであることから、うつ病になったと認識するのは比較的容易なのかもしれません。実際に「介護」をされている方の4人に1人がうつ病もしくはうつ病に似た症状を経験しており、ともすれば「介護」と「うつ病」は切り離せないものなのかもしれません。

 

「介護うつ」にならないために 対処方法

「介護うつ」はその名の通り「介護」が原因で罹患したうつ病なのですから、当然そのファクターである「介護」がなければかかることもないのでしょう。

 

しかし問題はそう容易ではありません。

 

「介護うつ」に罹ったからと言って、ではその方はただちに「介護」を放棄出来るものなのでしょうか。

 

そこに経済的問題や諸事情が絡みやむなく「介護」を強いられる状況にあった場合に、「介護」という原因を取り除くことはできません。当然誰かが「介護」をしていかなければならないのですが、さらにこの「介護うつ」の厄介なところに、「燃え尽き症候群」にも似た症状があり、つまり「介護うつ」の原因であった「介護」というファクターが例えば要介護者の死亡等により消滅した場合においても、「介護」に情熱を注ぎ、一生懸命に「介護」を行っていたばかりに「燃え尽き症候群」のような無気力状態により「介護うつ」が引きお起こされるケースもあるのです。

 

しかしながらうつ病にかかりやすい人というのは統計上明らかになっているため、まずセルフチェックとして自分がかかりやすいかそうでないかをチェックできます。以下の項目に当てはまる人はうつ病にかかりやすいということです。

 

もちろんかかりやすい、かかりにくいというだけであって、100%それを証明するものではないので注意です。

 

・真面目な性格である
・何事もがんばる性格である
・他人に親切にしがち
・おせっかいが好き
・社交的で人との付き合いが好き
・几帳面である
・仕事は完璧に仕上げたい
・凝り性である
・正直で嘘がつけない
・自分よりも他人を優先する

 

総じて責任感が強く、完璧主義で、自分を顧みず他人に尽くすタイプの方が「うつ病」にかかりやすいと言えるでしょう。

 

だからといって生まれ持ったあるいは成長する過程で備わった性格や性質なので、一朝一夕に改めることは容易ではありません。では「介護うつ」にならないためにはどうすればよいのでしょうか。

 

私が思うにいい意味での「諦め」を認識することではないかと思います。

 

つまり自分ひとりで出来ることとその限界を認識し、完璧になど出来ない、誰かの手を借りないと出来ないといったような、真面目で優秀な方からすれば一見「甘え」にも映る感覚ですが、しかし「一人で背負い込むこと」こそ「介護うつ」の最大の原因であるのではないかと思うのです。

 

あなたにはほかにも家族、友人、同僚など手を貸してくれる方はたくさんいます。他にも介護相談施設など助力を与えてくれるところに頼っても良いのです。

 

「一人で抱え込まないこと」が健康的に「介護」と付き合っていく手段の一つかと思います。

 

 

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