介護にはいくらお金が必要なのか?介護費用の相場

介護にはいくらお金が必要なのか?介護費用の相場

「介護」とはこのサイトにおいて繰り返し伝えていますが、肉体的・精神的・経済的な三重の負担を強いる一家にとってもしかしたら介護は最大の脅威とも言ってよいライフイベントの一つです。

 

前回も「介護」の家計におけるリスク、収入がゼロになるリスクということで介護の経済的リスクについて書きました。

 

やはり先立つものはお金であり、肉体的・精神的な負担というものはもしかしたらお金をかければいかようにか緩和することが出来るかもしれません。

 

しかしながら経済的な側面で言えば、例えば一家の大黒柱が要介護状態になった場合は今まであった収入が全くの0となるのに、介護費用という支出が増すことにより想像も出来ない苦しい生活に陥ってしまうでしょう。

 

またどちらかの親が要介護状態になってしまうというケースの場合でも、介護費用等支出増はもちろんのこと夫婦共働きであれば、どちらかの収入が減少するというリスクもあります。

 

つまり介護は本人が元気であっても一家にとって収入を減らすリスクと支出を増大させるリスクの2つの金銭的リスクを負うということになります。

 

そしてこの「介護」の金銭的リスクの恐ろしい点は「突発的に」訪れるということです。

 

例えば子供の教育資金などはある程度いつ頃どれだけかかるかというのは予想できるため、それに対する備えは出来るかもしれません。

 

しかしこと「介護」についてはある程度は予想できるのかもしれませんが、いつ頃おとずれるかというのは予想は困難でしょう。したがって常に意識して備えを用意しておく必要があるため、しかしそのことがまた余分に家計を圧迫しかねません。

 

しかし備えは必要であるため用意はしなくてはならないのですが、まずは敵を知ることから始めなければなりません。どれだけ「介護」は費用がかかるものなのか。まずはそれを知ることで具体的な備えを用意することに繋がるでしょう。

 

「介護」にかかる費用

前述したとおり「介護」に係る金銭的リスクは一家にとって脅威以外何物でもないのですが、まずはどれくらい費用がかかるのかを知っておかなければ用意のしようがありません。

 

もちろん要介護や要支援の程度に応じてその額は変動するものであり、一概にこれだけかかるとは安易に言えませんが、生命保険文化センターの統計では以下の通りの相場になっています。

 

・一時費用(リフォームや福祉用品の購入など)・・・平均80万円
・月々の費用・・・平均7.9万円

 

もちろんかかる方は一時費用に300万円以上もかかりますし、月々も10万円をくだらないということもあるでしょう。

 

もしくはこの数字を見て「なんだこの程度ならなんとか用意しなくてもやっていける」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし同センターの統計によると「介護」を行った期間の平均が出ております。約59か月つまり平均して5年弱は「介護」を行っているという統計です。先ほどの月々8万円弱という数字を単純に5年という数字で乗すると480万円という数字が出てきます。

 

これに一時費用80万円を足すと、「介護」費用のトータルでの相場は約560万円であるということがわかります。住宅購入、生命保険・損害保険などの保険の加入継続、子供の教育資金の次に家計を圧迫する大きな費用であると言えます。

 

「介護」による逸失利益

単純に統計から560万円という数字が出ましたが、もちろん「介護」の金銭的リスクは到底560万円程度には収まりません。なぜならこれは単純にかかる費用であり、逸失利益つまり「介護」を行うことによって減少する利益は勘案されていないからです。

 

ただしこれについては統計はでていないため、どれだけの収入を逸失することとなるかは個々の家庭によりケースバイケースであります。しかしここは自分の家庭の場合を当てはめてみるとよいかもしれません。

 

自分の家族が介護になった場合に仕事を辞めるのか、それとも時短勤務で働くのかや、配偶者がいれば配偶者が仕事を辞めたり減らしたりすることでどれだけ収入が減少するかもある程度予想はしておかなければなりません。

 

終わりに

以上のように「介護」にかかる金銭的リスクの大きさを理解していただけたかと思います。もちろんどれほどの物か知るだけではダメです。知ったうえで何をどのように用意するのか、ということがさらに重要になってきます。

 

次は介護を予防するために原因別介護予防についてみていきましょう。
脳卒中、認知症、高齢による衰弱等の要介護原因を予防しよう

 

 

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